現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【中古Eクラス】新車価格の高騰やSUVブームにもかかわらず高人気な優等生メルセデス・ベンツ Eクラスのエステート

ここから本文です

【中古Eクラス】新車価格の高騰やSUVブームにもかかわらず高人気な優等生メルセデス・ベンツ Eクラスのエステート

掲載 5
【中古Eクラス】新車価格の高騰やSUVブームにもかかわらず高人気な優等生メルセデス・ベンツ Eクラスのエステート

メルセデス・ベンツ Eクラス エステート:ファーストチョイスの中古車。モデルチェンジで安くなったメルセデスEクラス(W213)。AUTO BILDによるテスト!

「メルセデスEクラス」は、ハイクラスなカンパニーカーの中で、何世代にもわたって不動の人気を誇ってきた。そして、新車価格の高騰やSUVブームにもかかわらず、このベンツは欲望をかき立て続けている。ブレーメン近郊のボッケルにあるオートハウス(Auto House)の試乗車は、その外見からは想像できないほど身近な存在だ。

フェイスリフトされた新型「アウディ A3」をテスト&徹底チェック!第4世代A3の性能と評価は?

トランクの容量と積載性は模範的だ。前衛的な装備とMBUXインフォテインメントを備えたワイドスクリーンコクピットにもかかわらず、イリジウムシルバーのXLサイズのエステートは、新車納品時から4年経った今、「VWポロ」の新車価格より高くならないと予想される。24,980ユーロ(約412万円)で購入できるだろう。

2019年5月の新車価格は62,809ユーロ(約1,036万円)だった。2016年に発売された「W213 Eクラス」は、サルーンおよびエステートモデルとして長距離走行のヒーローであり、深刻な弱点のない希少種のクルマに属する。前席と後席の広さはかつての「Sクラス」が誇ったものだろうし、乗り心地はオプションのエアマチックエアサスペンションがなくても上品だ。伝統的に、「Eクラス エステート」はトランクルームの広さではほとんどライバルがいない。

旅慣れたこの高級貨物車のコンディションはどうだろう?基本的に、「E 220d T」は145,955kmという走行距離によく耐えてきたようだ。社用車として使われていたため、爪の先ほどのへこみが目立つ程度だ。フロントの石の欠けは見当たらず、非の打ちどころのないLEDヘッドライトは、守備範囲の広いドライバーを支持している。いずれにせよ、さびは問題ではない。

遮音性、断熱性の高い室内では、不快なノイズは聞こえてこない。模範的に遮音された室内では、パチパチ音もガラガラ音も聞こえず、時速200kmでもゆったりと会話ができる。しかも、先代「W212」の質感はさらに高まっている。ブラックピアノラッカー装飾の細かい傷は避けられないし、すでに一部故障している過敏なインフォテインメントコントローラーは煩わしい。最後のオイル点検は2022年5月に123,016kmで行われた。しかし今、オンボードコンピューターが、メルセデスB7のサービス期限はもう1カ月も過ぎていることを知らせている。

走りはどうだろう?「E 220d」は、4気筒コモンレールターボディーゼルが全長4.93メートル、空車の1.8トンエステートには弱すぎるのではないかという懸念を数kmのうちに払拭する。194馬力と400Nmにより、燃費はリッター約15.3kmという好燃費で長距離移動が可能だ。640kgという大きな積載量や2.1トンという同じく大きな牽引力を頻繁に利用する予定のある人だけが、さらに大きなエンジンパワーを必要とするかもしれない。

194馬力と400Nmに出力により、燃費は約15.3km/ℓでスピーディーな長距離移動が可能になる。「Eクラス」には、エステートにもサルーンにも、これらのエンジンがたくさん用意されている。ガソリンエンジン(184~367馬力)から、ディーゼル(150~340馬力)、ガソリンとディーゼルのハイブリッド(211~457馬力)、プラグインハイブリッド(286~320馬力)まで、幅広いラインナップが用意されている。

401~612馬力のパワフルなAMGモデルは、購入と維持にコストがかかる。0から時速100kmまで4秒未満、最高時速300kmで疾走するものもあるが、中古では6万ユーロ(約990万円)以上するものもある。

4MATICの全輪駆動モデルは、標準の後輪駆動よりも山間部を頻繁に移動する人に適している。オールテレインクロスオーバーエステートは、エステートとSUVの間のニッチを狙ったモデルである。2020年夏には中程度のフェイスリフトが実施され、フロントとリアのデザインが若干新鮮になり、MBUXインフォテイメントが標準装備された。しかし、この最新のフェイスリフトがなくても、「Eクラス」の中古車は手堅い中古車である。

結論:「Eクラス」の中古車がようやく手頃な価格になった。「W213」モデルシリーズは中古車でもトップクラス。しっかりと手入れをすれば、おそらく数10万kmは走れるだろう。ただし、最高級モデルにありがちなことだが、残念ながら修理代は非常に高い!

Text: Lars JakumeitPhoto: Christoph Boerries / AUTO BILD

こんな記事も読まれています

パワフルなエンジン、卓越した走行性能と上質なインテリアを備えた美しいクーペ これ以上何を望む?「メルセデスAMG CLE 53」
パワフルなエンジン、卓越した走行性能と上質なインテリアを備えた美しいクーペ これ以上何を望む?「メルセデスAMG CLE 53」
AutoBild Japan
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前の「ケーニッヒスペシャルズ ワイドボディ 500SEC」
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前の「ケーニッヒスペシャルズ ワイドボディ 500SEC」
AutoBild Japan
【欧州市場投入】「マツダCX-80」高性能と最大7人乗りのゆとりある室内空間を実現
【欧州市場投入】「マツダCX-80」高性能と最大7人乗りのゆとりある室内空間を実現
AutoBild Japan
【このポロ クーペGTなんぼ?】このVWポロは32年落ちだが実質的には新車だ 走行距離は驚異の716km!その値段は?
【このポロ クーペGTなんぼ?】このVWポロは32年落ちだが実質的には新車だ 走行距離は驚異の716km!その値段は?
AutoBild Japan
“縦目のベンツ” 初代コンパクトシリーズのメルセデス・ベンツW114/115(1968~1976年)
“縦目のベンツ” 初代コンパクトシリーズのメルセデス・ベンツW114/115(1968~1976年)
AutoBild Japan
燃焼エンジンのフルサウンドなしで本当にポルシェたり得るのか?新型「ポルシェ マカン ターボ」でテスト&チェック!
燃焼エンジンのフルサウンドなしで本当にポルシェたり得るのか?新型「ポルシェ マカン ターボ」でテスト&チェック!
AutoBild Japan
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
AutoBild Japan
すべてが変わった!新型「BMW X2」クーペスタイルの2代目X2をテストする
すべてが変わった!新型「BMW X2」クーペスタイルの2代目X2をテストする
AutoBild Japan
「ゲレンデ」にも電気の時代が来た! メルセデス・ベンツGクラス G 580へ試乗 破壊的に速い4モーター
「ゲレンデ」にも電気の時代が来た! メルセデス・ベンツGクラス G 580へ試乗 破壊的に速い4モーター
AUTOCAR JAPAN
見た目に惚れて選んでも後悔しない魅力がある【試乗レポート メルセデス・ベンツ CLA】
見た目に惚れて選んでも後悔しない魅力がある【試乗レポート メルセデス・ベンツ CLA】
グーネット
【このi8なんぼ?】BMWのハイブリッドスポーツカー 走行距離58,000kmの「i8 ロードスター」がeBayで販売中
【このi8なんぼ?】BMWのハイブリッドスポーツカー 走行距離58,000kmの「i8 ロードスター」がeBayで販売中
AutoBild Japan
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
AUTOCAR JAPAN
走りを楽しみたい人へ──新型レンジローバースポーツ試乗記
走りを楽しみたい人へ──新型レンジローバースポーツ試乗記
GQ JAPAN
フェイスリフトされた新型「BMW 4シリーズ」クーペ、コンバーチブル、グランクーペのすべての情報!
フェイスリフトされた新型「BMW 4シリーズ」クーペ、コンバーチブル、グランクーペのすべての情報!
AutoBild Japan
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
AUTOCAR JAPAN
中古ではクラスの「コスパ1番」 ルノー・メガーヌ(4代目) UK中古車ガイド EDCの調子にご注意
中古ではクラスの「コスパ1番」 ルノー・メガーヌ(4代目) UK中古車ガイド EDCの調子にご注意
AUTOCAR JAPAN
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
グーネット
ちょっとした進化が嬉しい──新型ジープ ラングラー試乗記
ちょっとした進化が嬉しい──新型ジープ ラングラー試乗記
GQ JAPAN

みんなのコメント

5件
  • zer********
    メルセデス、BM、アウディのワゴンは国産にはない雰囲気があって好き
  • ※投稿が制限されています。
    >長距離走行のヒーロー

    なんでいちいち一ひねりした言い回しなのかね
    自動車評論家ってクセのある喋りする奴多過ぎ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村